Lot No. SS39656 / SUN SURF × 葛飾北斎 SPECIAL EDITION “畠山重忠”
鎌倉時代に「坂東武士の鑑」と称された武将、畠山重忠(はたけやましげただ)を描いた摺物。軍記物語『源平盛衰記』を題材にしており、一の谷の戦いでの「鵯越の逆落とし」という奇襲の際、愛馬・三日月を背負って谷を下る姿を描写している。武勇と慈愛を併せ持つ重忠を象徴する場面であり、人物や馬、甲冑、馬具まで彩り豊かに描き出した力作。画賛は江戸時代を代表する狂歌師・四方真顔(鹿津部真顔)によるもの。当時、狂歌師のグループであった四方側は北斎と共に『馬尽』というシリーズを制作していた。これは文政5年(1822年)が午年であることに因んで馬にまつわるモチーフを描いた揃物で、北斎が同時期に使っていた「不染居為一」の落款もあることから、本図は『馬尽』の一作であると考えられている。
Topics
SUN SURF
Aug 17, 2026