Lot No. SS02802 / SUN SURF presents Lightning Archives “VINTAGE ALOHA SHIRTS 2”
ヴィンテージアロハシャツを当時の手法で現代に蘇らせる『SUN SURF』では、資料として約4000着ものヴィンテージアロハシャツをアーカイブしている。その中から厳選した約2000着を、5年かけて計10冊で紹介するという企画から生まれたのが、このLightning Archivesの『VINTAGE ALOHA SHIRTS』シリーズで、今回はその第2弾となる。
この『ヴィンテージアロハシャツ』シリーズは、基本的にはシャツのデザインパターンごとに章立てしており、それ以外に毎号何かしらの“特集”を盛り込まれる。この第2弾では、特集は『LAND OF ALOHA』と『John Meigs(ジョン・メイグス)』の2本立て。表紙に採用している『LAND OF ALOHA』というデザインは、ハワイにおいて歴代の最高傑作を決めるコンテストにおいて、1位に輝いた名作中の名作。それを今回の特集のひとつに抜擢した。表紙にはデッドストックという奇跡の1着を採用している。
ヴィンテージファンの間で気鋭のテキスタイルデザイナーとして知られる『John Meigs(ジョン・メイグス)』にフィーチャした特集も掲載。これまでのアロハ関連本の中でもここまでメイグスの作品が並んでいるのは皆無。名作から知られざる作品まで網羅する。
ヴィンテージ市場でヴィンテージアロハシャツというと、一般的にはレーヨンやシルクといった素材のものばかりが珍重されがちで、プライス的にも高く評価されている。しかし、アロハシャツの歴史上、コットン素材でも希少性の高いモデルは多く存在しており、実は第二次世界大戦前からコットン素材のものは作られていた。そこで、この『ヴィンテージアロハシャツ』シリーズでは、素材に限らず製造年代も1930年代から’70年代まで幅広く取り扱うことで、一般的なヴィンテージアロハシャツの“偏見”を覆し、正しい情報を後世に残すことが本書の役割だと考えている。アロハシャツ好きだけでなく、ヴィンテージ古着好きにとっても必要不可欠な資料となることだろう。
著・監修
アロハシャツ研究家 中野 喜啓 Yoshihiro Nakano
1975年、愛知県生まれ。学生時代にアロハシャツの魅力に取り憑かれ、大学卒業後ハワイへ移住。アロハシャツの歴史を築いた日系移民の方々と交流を深め、当時の情報を収集するなかで、東洋エンタープライズ株式会社の代表でありアロハシャツブランドSUN SURF(サンサーフ)創設者の小林亨一氏と出会う。帰国後は小林氏のもとでアロハシャツの販売を手がけながらハワイへの出張と現地での調査を繰り返し、それまで知られることのなかったアロハシャツの歴史を紐解いてきた。2013年からはアロハシャツの製作にも携わり、小林氏からブランドを継承。1930〜1960年代にかけて作られた数多のヴィンテージアロハシャツの中でも、特に優れた作品のみを収集した4000着以上にもおよぶコレクションをもとに、アロハシャツ研究家として多くの人々にアロハシャツの魅力を楽しんでもらうための活動を続けている。(本誌より抜粋)
Lightning Archives “VINTAGE ALOHA SHIRTS 2”
SUN SURF
Lot No. SS02802 / Lightning Archives “VINTAGE ALOHA SHIRTS 2”
PRICE : ¥6,600